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貝瀬 千津子

怒りの対処法


頭では分かっているけど感情が邪魔してどうにも困る時ってありませんか?


私はヨガを初めて随分丸くなったと言われるし自覚もあるけど、それでもいくつになっても大人げないなと感じる時があります。


今日は吉田昌生先生の「マインドフルネス瞑想ラジオ」のお話がとても興味深かったのでご紹介します。


まず、怒ると体の中にノルアドレナリンなど毒素が出て苦しくなる。さらに私たちが元々持っている純粋な知性が覆われてしまう。扁桃体を怒りにハイジャックされ、戦うか逃げるかどちらかになりIQが低くなるということ。怒りはやっぱり体と脳に悪いんですね。


そこから心理学のお話になり、面白いのが怒りは二次感情だということ。何か事が起こった時、まず一次感情で悲しみ、恐れ、がっかり、無力感、不安、寂しさなどの抱えきれない心の傷や葛藤、繊細な部分が態度になって溢れてきて二次感情の怒りになるのだそう。


ここが一番面白かったんですが、なので怒りが湧いたときは自分の心の傷や葛藤、繊細な部分、弱さなんかを鎧や盾で守っている状態なので「守ってるよね〜」と気づいてあげて心の守りを自覚していくと良いというお話。


その上でいつまでもおさまらないグルグルと同じことを考えてしまう思考を手放すには一旦一時停止ボタンを押す。


それは、90秒で怒りの成分は血中から無くなるとも言われているので、深呼吸を5回する事。ゆっくりと息を吐くだけで副交感神経が優位になるので、怒りと少し距離を取って深呼吸を5回してみると良いそうだ。


自分の心の中にある痛みに気がつくと、相手や他人の痛みも理解出来るようになる。

自分の正しさやこうするべきを追求すると戦い続けてしまうことになり、反応的で破壊的な行動に結びつく事になるので、自分や相手の弱さや悲しみを受容して相手の幸せを祈ると心が落ち着いてくるそうだ。


怒りを感じたら、まず90秒深呼吸。そしてその根っこにある悲しみや恐れにありのまま目を向けて思いやりを持って受容し自分と相手の幸せを祈る。

「私が幸せでありますように」「私が苦しみから解放されますように」

「この人が幸せでありますように」「この人が苦しみから解放されますように」

こんな風に思ってみると良いそうな。


そしてさらに深呼吸。自分や目の前の人に思いやりを向けた事により、その怒りの生理反応や感情がどんな風に変化したかも気づいてみてくださいとのことでした。


あと、相手の苦しみを吸い取って、自分の愛や慈しみを吐き出すとんでん瞑想という高度な瞑想法も紹介されていました。


相手の怒りに対して怒りをぶつけるのでは無く、その根っこにある悲しみ、苦しみに目を向けるのがポイントだそうな。


次に怒りが湧いた時にすぐこの方法を使えるようにイメトレしておくと実践しやすいそうですよ。



https://radiotalk.jp/talk/535833






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